ips細胞で不老不死は実現するのか?を少し考えてみる。

投稿者: | 2013年8月10日
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先日健康診断だった。

そういえば、去年はBMI値が低すぎて要再検査、と書かれたものが届いて、なにそれBMW?と思って調べて見ると、どうやらコレステロール値が低すぎるということだった。コレステロールが高すぎて健康を害する話はよく耳にしているものの、低すぎてダメってどういうこと?と思ったがどうやら低すぎる状態でも不健康ということらしい。何事もバランスが大事ということなのかと納得しつつ大丈夫だろうということで再検査は華麗にスルーしたのは記憶に新しい。

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幸いながらこの歳になるまで大きな怪我というものもいままでなく、思い返すと大怪我っぽいのは、中学の部活の際、校舎の外周をランニングしていた際、帰宅する友人を見かけたので手をふりよそ見をしながら数歩走ったあと、ふと前を見るた瞬間電柱が目の前に出現し、わしゃ人間トンカチかと言わんばかりにハデに頭をぶつけて頭と鼻と口が切れて出血し、病院に運ばれた甘酸っぱい思い出が鮮明に蘇ってまいりますが、そんなこと以外で病院に行ったことといったら、風邪で行く程度だった。でも悲しいかな、これから年齢と共に使い古した車やパソコンのように、部品が痛んで修理が必要になってくるだろう。

何故神は人間、動物だけではなく植物にさえ命を与え、同時に死を与えたもうたのであろう。いつかその真実を私たち人間は知る時がくるのだろうかという事を考えると夜も眠れません。

しかしいつか、いつの日にか、私達の孫の孫の代くらいになった時には、人間は死ぬ、ということを限りなく引き伸ばすことができるようになるのではないか、否むしろ、不老不死も実現できているのではないかと考えてみる。だいぶ映画の見過ぎでSF好きな変な奴の思考とお思いのそこのあなた。何も間違っていません。

となると、どのようなことになるのか。

昨今IPS細胞というものが流行っているようで、自分の皮膚や目や臓器なども細胞ひとつから作り出すことが可能らしいじゃないですか。ではこれで解決、この技術でOk。もう人類は不老不死を手にれたも同然。と思ったそこのアナタ。そう簡単にはコトは運びませんよ。

内蔵の病気などになりました。となると、新しい臓器を培養して入れ替えることはできます。年齢とともにたるんでしわが増えてきた肌を、培養した新しい自分の肌を移植することで実際には50際でも見た目はどう見ても20代、ということも現実になるでしょう。

では、「脳」はどうなりますか?

脳も、年月とともに老いてくるもので、体がいくら20代のように若々しくても、脳がそのままではボケて、いずれ死に至ります。

「え、ちょっとまって、ips細胞で脳も培養したらいいんじゃないの??」

という話が出てまいりますが、理屈としては恐らく脳も細胞からできているものなので、当然培養は可能です。つまり脳自体も作れるということになります。え、じゃあ問題ないジャン!と思ったそこにアナタ。いやいやいやちょっとまってください。

 

——–

 

仮にエヌ氏が交通事故にあいます。頭を強く打ち、ハゲしく頭部は損傷。病院に運びこまれ、早速培養することにしました。幸いながら、脳の損傷は少ししかなかったのでいままでの記憶もすっかり同じものにすることができました。そしてついに目覚めました。「あー怖かった!でもこの技術のおかげで助かった!よかった・・・」そして無事退院して、家に帰って、家族に「ただいま!」と元気よく挨拶をいたします。そうすると妻は、喜んでくれたのち、心の中のひとつかみの不安を感じ、エヌ氏にこう訪ねます。

「あなたって、本当にあなたなの?」と・・・

妻は、事故が起こった際、手術前に身元確認のため病院に呼ばれ、損傷したエヌ氏を確認しています。素人が見ても、即死だと判断できるような損傷。しかし、今目の前にいるのは、紛れもない、事故が起きる前のエヌ氏そのもの。エヌ氏はもちろん、

「何いってるんだよ。当たり前じゃないか。おかしいことをいうなぁ。俺がブラッド・ピットに見えるかい?」

「・・・・・・・・」

 

—-

 

理屈的には、脳も再生することは可能です。つまり脳も体も、作り出すことが可能です。ただ上記のようなケースで、事故前と事故後のエヌ氏が同一人物だと言えるでしょうか?当然本人に尋ねると同一人物だと答えます。そしてそれを疑うことはできません。だって、誰からどう見ても同一人物なんですから・・・

しかしそれを、『証明』するとなるとどうすれば良いのでしょうか。残念ながら、現代の科学では、それを照明することはできないようです。同一人物かどうかというのは、当の本人にしかわからないこと。

愛する妻と子どもに手を振って家を出ていく、その男は果たしてエヌ氏本人なのでしょうか、それとも・・・

と、今回はまたSFチックなエントリーになってしまいましたが、こう考えると、不老不死云々の前に、解決しなければならない課題がありますね。しかしながら、どんなに科学が発達して、人のアタマの中を完全に覗くことができる機械が開発できたとしても、、本人が本人である、ということを証明するには十分でなく、この問題が解けない限り、不老不死を実現することはできない、と言えそうです。

※エヌ氏、という名称は私の尊敬してやまない星新一先生が描く作品の中に登場する人物の名称を拝借しています。

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