子どもにしてあげたいことの一つに「絵本をたくさん読んであげたい」というものがありました。絵本の読み聞かせというやつですね。私は過去のエントリーでも書いているとおり自他共に認めるイクメンであり、育児に参加しないというパパさんの気持ちが1ミリもわからない男なもんですから、子どもが生まれ首が座ったころくらいからでしょうか、徐々に絵本の読み聞かせをはじめ、幼稚園にあがる前くらいから旅行などの特別な予定がない限りほぼ毎週図書館で絵本を20冊くらい借り、平日はママ休日はパパが、読んであげるというサイクルを習慣化しはや6年ほどが経ちました。
絵本によっては、ただ淡々と読み終え余韻にひたる場合もあれば、読み終えたあとの感想を言い合ったり、もし自分がお話の主人公ならどうするか?という問いをしてみたり・・・子たちはもちろん、親である私達もとても楽しめます。
そのような私ですが、これまで多くの絵本を読んできたので、恐らく名作と言われるものはほとんど読んだことがあると思います。最近では借りた絵本が奥さんから「前に読んだよコレ!?」なんて言われることもしばしば。
そんなこんなで、この度自分への備忘録も兼ね、これまで読んできた本の中で面白かったものを幾つか紹介したいと思います。是非参考にしていただければ幸いです。
がまくんとかえるくんシリーズ(ふたりはともだち、ふたりはいっしょ他)
言わずと知れた名作。ガマくんとカエルくんのお人形も販売されているくらいですね。仲の良いふたりの世界観がとっても心地よい作品です。アーノルド・ローベルが描く絵がとても素敵で、個人的に大好きな作品です。このぬいぐるみが欲しい・・・!
落語絵本シリーズ(おにのめん、まんじゅうこわい他)
その名の通り、落語のお話をベースにした絵本になります。江戸弁や、関西弁で読むとなお面白い。テンポが良くって、シリーズどれをとっても楽しめます。
おしいれのぼうけん
名作に必ずと言っていいほどランクインする絵本。先生に怒られ、押し入れにとじこめられたあきらとさとしの冒険の物語。大人になるにつれ忘れてしまった、子どもの頃の心を思い出すようです。
ラチとらいおん
気が弱くいじめられっ子なラチのもとに現れたのは、とっても小さな、でも気は強いらいおん。その小さならいおんが「勇気」とは何かを教えてくれる物語です。
すてきな三にんぐみ
悪い盗賊だった三人組が、ひょんなことから孤児を救うことに・・・。心暖まる一冊です。
じごくのそうべえ
軽業師(かるわざし)を生業とするそうべえが綱渡り中に足を踏み外し、気がついたらなんとそこは地獄。そこで出会った三人と共に、さぁどうやって地獄から抜け出すのか。話のテンポが良く、地獄の苦難をものともしない底抜けに明るい四人の活躍がとても面白い一冊です。私は個人的にこの絵本のファンなので、この絵本のすごろくも買ってしまいました。
きみなんか だいきらいさ
ケンカもいっぱいするけれど、すぐに仲直りしてしまう。もう口なんかきいてやらないと思っても、やっぱり相手のことが気になって仕方がない。そんな子供の心理を見事に描いた傑作です。男の子にも女の子にもおすすめです。
かたあしだちょうのエルフ
草原に住むダチョウのエルフは、若くて強くて動物の子どもたちの人気者。ところがある日、子どもたちを守るためにライオンと戦い、片足を失ってしまう…
エルフの優しさに涙なくしては読むことの出来ない物語。子たちも感動したようで、納得いかないシーンに思わず声をあげていました。
おおきな木
ひとりの男の子の一生を、その成長を見守る一本の木を通じて描かれる物語。大人が読んでもしんみりする、そんなお話です。
ぐりとぐら
お料理大好きなぐりとぐらシリーズ。どのシリーズもほっこりした内容でおもしろく、かわいいぐりとぐらに癒やされます。
100万回生きたねこ
あるときは王様のねこ、あるときは漁師のねこ、あるときは・・・。死んでも死んでも、死ななかったねこが教えてくれる「生きる」ことの意味。
りんごかもしれない
独特な世界観と、絶妙な発想力が満載のヨシタケシンスケさんの絵本。ひとつのりんごを巡って、次から次へと繰り広げられる、不思議でユニークな世界観。本作以外にも、「ぼくのニセモノをつくるには」など、楽しい本が多数あります。
どろんこハリー
お風呂が大の苦手な白い犬のハリーは、体をあらうブラシを隠してお家を逃げ出し、街のいろいろなところを冒険。
あちこちでどろんこになりながら探検する姿を、躍動感溢れる愛らしい絵で描かれてとてもワクワクします。
ぼちぼちいこか
とっても重たいカバ君が、いろんな職業に挑戦します。消防士やピアニスト、はたまた飛行機のパイロットまで・・・ですが、そのどれもが失敗。でもこのカバ君、あきらめません。「ぼちぼちいこか。」というの〜んびりとした姿勢と、関西弁が妙にマッチして
慌ただしい現代に生きる我々大人も癒やされてしまう、そんな一冊です。
個人的に、この関西弁がダウンダウンの浜ちゃんの声で脳内再生され、大阪生まれの私にはとても心地がよかったです(笑)。
おしりたんてい
どんな難事件もぷぷっと解決。その名も”おしり”たんてい。やってきた相談者の悩みを解決するため、ひとつひとつ謎を追い、犯人を追い詰めたあと、放たれるおしりたんていの必殺技・・・
タイトルからして子どもウケしそうですが、ウチの子たちも例に漏れず、笑いながら読み進めていました。
花さき山
山に山菜を取りに行き、山姥に出会ったあや。やさしいことをすると、山に美しい花が一輪咲くのだという。
貧乏な家に育ったあやは、妹のために祭りに着ていく服を譲ったとき、赤い花が咲いたー。
モチモチの木や半日村、ソメコとオニやかみなりむすめなど、名作揃いの斎藤 隆介さんの絵本。そのどれもが、真のやさしさや強さというものを教えてくれます。
ヤクーバとライオン「勇気」「信頼」
アフリカで暮らすヤクーバは、一人前の戦士として認められるための儀式である、ライオンを倒しに出かける。しかしそこで出会ったのは瀕死のライオンだった。そのライオンを殺して一人前の戦士として認められるか、見逃して戦士になれず、弱虫として暮らすのかー。
「勇気」と「信頼」という2つのテーマで、その真の意味を知ることができる、大人が見ても、改めて学ぶことが多い絵本です。
——番外編——
以下の2冊は、私達家族のツボにはまり、大爆笑となった絵本です(笑)
いちにちおもちゃ
僕がおもちゃになったら・・・ということで、実際に様々なおもちゃになってみる男の子ですが、想像してたよりもおもちゃって大変で・・・。
おもちゃになりきる男の子の絵・表情がとても面白く、パパも子たちもゲラゲラ笑いながら読み進めました。抱腹絶倒間違いなしの絵本です。
へんしんデパート
家族でデパートにお出かけ。さぁ、どんな姿に変身しようかな・・・ということで、ワンちゃんも含めた家族全員がいろいろな姿に変身するお話。寝る前に読んだのですが、ゲラゲラが止まらずなかなか眠れませんでした(笑)。
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いかがでしたでしょうか。
現時点で思い出される限りをピックアップいたしましたが、名作はまだまだ沢山あります。書ききれなかったものも第二弾で紹介したいと思いますので、乞うご期待!
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