【恐怖体験】霊感のない私が廃旅館で体験した出来事。

日々の日記
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どうもこんばんわ。@konimaruです。
毎回言ってますが、今日も唸るような暑さでしたね。ところで暑さと言ったら夏、夏といったら怖い話〜〜ということで、今日は全く趣向を変え、霊体験には無縁だったはずの自分が体験した不思議体験を書き記したいと思います。

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あれはまだ20歳になったばかりの夏の夜。当時の男友達といつものように集まって、ヒマを持て余し何をするでもなく車を走らせながら、いつもの他愛無い話をしている時でした。仲間内のひとりが

「暑いし、肝試しいかない?!」

真夏の夜でしたが、その日は特に湿気が強くじめじめした一日でした。特に他にすることもなく、またその肝試しとやらに興味がないこともなかったので私達はネットで調べ、それほど遠くない、貝塚市にある「一龍旅館」という廃旅館へ行く事にしました。
とはいってもネットでは近隣住民に配慮してかおおよその場所しか記載していなかったので、この近くにあるはずだ、と思われる近辺をウロウロしていましたが、少し山道に入ったところで「ここじゃないか?」と、何かに誘われるように路肩に車を止め山の中に入っていきました。その時はもう丁度丑三つ時、深夜2時くらいだったかと記憶しています。

土にコンクリートの板を載せているだけのような、整備されているのかされていないのか分からないような山道を暫く行っても、山道からまた曲がりくねって道路に出てしまい、ここでもなかったか、もう見つからない、時間も時間だし帰ろうかという話をしながらもと来た道を戻っていくと、行き道ではなぜか三人とも気付かなかった、道の脇に不自然に切り開かれた広場のようなところがありました。広場といっても、下は土で地面はまるでショベルカーで掘り返したようなデコボコの地面、明らかに整備されておらず、月光に照らされて、畳や木の切れ端などが散乱していました。直感的に、ここがその一龍旅館だ、ということは一目見たその光景でわかりました。

ネットの古い情報では、旅館の中に入れるというようなことが書かれていましたが、私達が行った頃は建物が壊されている真っ最中というような感じで、おかしな表現ですが、ケーキを食べるときにはフォークで上から削り取るような格好で食べますが、まさにそんな感じで、”丁度建物が半分取り壊された状態”で放置されているように見受けられました。
(ですので、建物の中がむき出しになっており、部屋などが外からでも見えている状態でした。

畳や何やらが散乱している地面でかなり足場が悪く、おまけに月光のみで視界も悪い、そんな状態でしたが仲間の一人が建物の付近まで行き、とある扉を開いて中に入っていきました。(私は幽霊に、というよりも誰かに警察を呼ばれるんじゃないかとヒヤヒヤして、行きませんでした)
ほどなくして扉から出てきた友人は、扉を開けても進む道が塞がれており進めなかったらしく、建物の周りをウロチョロと見ていました。

20分、30分ほど経って、まぁもう何もないしそろそろ帰ろうかということでその広場から山道に戻り、車のところへ戻りはじめましたが、私はどうしても本当にここがその「一龍旅館」だったのかどうかが気になり、広場の入口のところで看板か何か手がかりになるものがないか探しました。かなり暗く視界が悪い中、丁度端の方に看板らしきものを見つけました。ギリギリ月明かりが漏れる程度の視界の中、目を凝らして見ていると、確かに「一龍旅館」の文字があり、それを目にした瞬間、友人が背後から看板を懐中電灯でパッと照らしました。

なんだ、懐中電灯をもってたのか、と振り返ると丁度顔に光があたり、眩しかったので再度看板の方に目をやったのち、「やっぱりここがその、一龍旅館だったみたいだね。」と話しかけても返事がないので、再度振り向くと、そこには誰もおらず、懐中電灯のような光もありませんでした。

あれ?先に行ったのかな。と思いましたが、ふと聞こえてきたのは聞き覚えのある友人二人の話し声。それも、もう車を停めていた道路の路肩のところから聞こえてきます。そこまでは明らかに50メートル以上あるので、今まで私の側にいた人間がすぐそこまで、足音も立てずに移動できるわけがありません。おまけにそれほどまで近くに民家はなく、今は深夜3時頃・・・

一瞬でそんな考えが頭を駆け巡り、鳥肌が立ち、友人二人が待つ車めがけて一目散に走りました。
当然、今起こった出来事を話してみましたが、友人は看板のところにはおらず、広場を出たときから戻ることなく車の方へと歩いてきた、とのことでした。また、二人で話をしていたので私の方は見ておらず、光や人影についても見ていない、ということでした。

あの時の、看板を照らした光、振り返った時に見えた人影。

早く帰れと言いに来たのか、はたまた旅館へ呼びこもうとしたのか。

未だに謎のままです。

 

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