息苦しいソーシャルメディア。

日々の日記
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20120421091552

昨今facebookがどうのこうの、twitterがどうのこうのに関する記事が無数に乱立しており、先日のLINEの発表がこの界隈を盛り上げる追い風となりまさに上昇気流の現状の中、興味深く読ませてもらってるわたしも業界の人間でありますが、ふと立ち止まって考えるとそのどれもが、皆がソーシャルメディアを使っている、という前提に違和感を感じずにはいられないことに気づきました。

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自分は業界の人間ですから多少なりとも使ってはいますが他の人に比べるとぜんぜん。ギターが家に置いてある人にギター弾けるんですかと聞くと、バツが悪そうに一応、なんて答えが返ってきて、あ、この人持ってるけどちょっとしか弾けないんだなとかもうこの話題から離れたほうがいいだろう的な感じを受けますがそれに良く似たところです。たぶん業界の人間でなかったら使ってないかも知れない、というより使わない。だいたいひとの近況を見るとか、ひとに近況を教えるとかの楽しさが正直言ってよくわからない方である。それなら、狭い友達の範囲内で共有する、招待生だったころのmixiの方がましだと思ってしまいます。

例えば私の古くからの友人であり美容師のA君、というよりは美容師はもう必須なのか毎日せっせといろんな人の投稿にいいねやコメントをしているわけであります。それほどマメなやつじゃなくて、メールより電話派だったあいつもそう、こいつもそう。そんな時間あるんだったらもっと別のことを考えることに時間を使うべきじゃないのかと思ったりしてしまうわけですがどいつもこいつもマメに・・・

ここまで来てしまうと、facebookが出てきたことにより幸せになったというよりは不幸になったとしかいえないのではないかと第三者の視点から見て思ってしまいます。これまでしなかったことをすることになった、かといって他店と差をつけられるわけでもなく、反対にやらないと差がつけられる、という減点方式的なサービスになってしまっているような。当然良い面もたくさんあると思うので一概にはfacebook=不幸と片付けるわけにはいかないのでありますが。

早速にしてfacebook疲れという言葉が界隈をにぎわしていますが、こういったサービスの命題は、サービスがある程度普及した中盤あたりから、ちょうど人々が「やった方がトク」という考えから「やらないと損」的な考えに移るあたりに、そう考えさせない、飽きさせない「何か」を投下していかないと、いつか今のmixiのような結末を辿ることになるのではないかと心配する今日この頃でございます。

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