Webディレクターの仕事の中身

仕事のこと
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どうもこんばんわ。北朝鮮の情勢が気になったと思ったらどうでもよくなったりする最近ですが今日もブログを更新します。今日は前回の「Webディレクターとは」の記事の内容からもう少し踏み込んで、Webディレクターの仕事の流れのご説明と各フェーズでの注意点をざっくりとあくまで私的目線から主観的に、整理したりしなかったりしてお伝えしてまいりたいと思います。

 

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まず新規のクライアント企業さんからコンペをご依頼〜制作〜公開まであくまでスムーズに実施された際の流れは以下のようになります。

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それぞれの詳しいところを見ていきますと、

1.お問い合わせ、コンペのご依頼

まずは、クライアント企業さんから、電話もしくはサイトの問い合わせフォームなどから連絡を頂きます。内容的には「◯◯ごろに現在のサイトのリニューアルをしたくコンペに参加してくれる制作会社を探しているのですが、可能であれば一度打ち合わせがしたい」という感じでしょうか。

(参加するかしないかは、この段階では明確に返答はしません。)

 

オリエンテーションの日程が決まると、それまでに以下のことを行います。

・現状サイト確認

現状サイトを確認しつつ、サイトマップを作成。現在どんなサイトの構成、デザインイメージ、コンテンツなのか、またシステムなどは使っていそうか、クライアントは現状サイトのどのあたりに課題を感じていそうか、等々色々と考えを巡らせます。

・業界調査

業界でのポジションと強み・弱み、競合企業のサイトを確認から、各社ともオンラインのメディアをどのように活用しているのかをチェックしていきます。

・経営状況の確認

上場している企業なら、コーポレートサイトのIR情報の中にある、中長期経営計画書や有価証券報告書などにざっと目を通し、現状の課題や、会社として今後向かうべき方向性などを確認いたします。

・ヒアリングリスト作成

そして最後に上記を確認した上で出てきた、ヒアリングしたい事項をまとめたヒアリングリストを作成して当日にのぞみます。

2.オリエンテーション・ヒアリング

次にいよいよオリエンテーション、ヒアリング。先方の説明がざっと終わると、聞きたかった事項をしっかり確認します。で、最後に必ず聞かなければならないことは、ズバリ「今回のご提案のポイントはどこでしょう?」という一言。

当然ですが、我々の仕事は提案ではなくて、発注してもらわないと何の意味もないです。というか今日訪問したことも、今日までに色々と調査をしたことも全くの無駄に終わります。なので受注するためにはしっかりと、担当者の重視される判断基準を知ることが大切なのです。先方もこの一言で頭が整理され、一番重要視しなければならないポイントを教えてくれます。

その前にこの案件を受けるかどうかの検討があり、以下が主な検討項目になります。

・怪しい会社ではないか

ちょっと語弊がありますが、要はしっかりと代金を支払ってくれる会社かどうかということです。

私の会社の場合、契約書なるものはなく、完全に納品後の請求・お支払いが基本となり、面倒なので契約書をまいたりなどのイレギュラーはしたくないので、基本なんだか不安な会社さんとはお取引はしません。

・予算、制作スケジュールは問題ないか

制作ボリュームに対して、予算が余りにも少なすぎないか。どう考えても、この内容でこの制作スケジュールは無茶じゃないか・・・

という場合も同様です。スケジュールの場合は断る前に、段階的な公開にできないかなどを確認します。

 オリエンテーションが終わり、オフィスに戻ると真っ先にすることが議事録の作成になります。なんだかんだ他の案件が忙しくすぐには提案書に取り掛かれないことがよくありますが、議事録だけはその日に作成しておかないとあとでエライ目にあいます。明日になると何を聞いていたのか50%くらいアタマから吹っ飛びます。

 

そして提案書を作成してまいります。

ここを書くとなると莫大なボリュームとなりますのでまたの機会に詳しく。

3.提案、プレゼン

そしてプレゼン当日。十分時間があったにも関わらず本気を出した(出せた)のが昨日だけ、という状況、よくあります。人生全部そうです。人間追い詰められてはじめて真価を発揮する生き物なんだなぁと毎回実感します。(私だけか!?)

なんてことに感動しつつ、明日死んでもいいくらい精一杯プレゼンを行います。

4.コンペ勝利、制作進行

そして晴れ晴れ、御社が一番よかったということ連絡をもらい、ようやく受注にいたります。ディレクターとしては自分の提案が認められたということで、この段階でもうお腹いっぱい。ありがとうございましたーといってガチャ切りしたい気持ちをしっかりと抑えて進行管理をしていきます。

進行には、これまた様々な注意事項や使用するツールが絡んでまいりますので、別途詳しく記事にしたいと思います。

5.テストアップ、最終動作確認、本番公開またはデータ納品

制作物が全て完成したら、テストサーバにアップします。社内確認、修正のち、クライアントに連絡をしてまいります。そして、修正があれば対応、無ければついに納品となります。手がかかり、ややこしかった案件がついに納品となると肩の荷という名のストレスがまるでドラゴンボールのピッコロが重い肩パッドマントを落としたように軽くなりますが軽すぎて宙に浮かないように注意しつつたまには家に早く帰るということに挑戦してみましょう。

 

以上がディレクターの主な仕事の流れとなります。

企画書・提案書を書くことはかなりのパワーを使いますので、書き終えて燃え尽きてしまいそうになることも多々ありますが、コンペ勝利して仕事を獲得するのが目的なのあっさりと見失わないようにしましょう。

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